菜根譚[語句情報] »
菜根譚
「菜根譚〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
菜根譚の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「門」より 著者:夏目漱石
《なにがし》から得た。その同僚は役所の往復に、電車の中で洋服の隠袋《かくし》から
菜根譚《さいこんたん》を出して読む男であった。こう云う方面に趣味のない宗助は、固....
「自警録」より 著者:新渡戸稲造
気地《いきじ》ばらずに、譲り得るだけは譲るべきものと思う。僕のしばしば引用する『
菜根譚《さいこんたん》』には、 「径路《けいろ》窄《せま》きところは、一歩を留め....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
のようじゃ、ちと、骨ばなれがいたしそうで……」 「これ見や、捕物同心が、やしきで
菜根譚《さいこんたん》を読んでいる。……暇だの」 引きむすぶと、隠れてしまいそ....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
んらかの眼にもみえない影響をもっていたろうことも思われて、読書の恩を深く感じる。
菜根譚のうちに、 読書随所浄土 ということばがあるが、単に、書を開く手には浄土....