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「菜色〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

菜色の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
伸子」より 著者:宮本百合子
覧なさい」 バラックがあるせいか、日曜でもないのにあたりは割合人出であった。青菜色の労働服や法被姿《はっぴすがた》の男が多かった。彼らは煙草を吸ったり、新聞を....
怨霊借用」より 著者:泉鏡花
し大饑饉の年、近郷から、湯の煙を慕って、山谷を這出て来た老若男女の、救われずに、菜色して餓死した骨を拾い集めて葬ったので、その塚に沿った松なればこそ、夜泣松と言....