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華燭の典
「華燭の典〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
華燭の典の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「押絵の奇蹟」より 著者:夢野久作
にして、篤学《とくがく》の聞え高きランドルフ・タリスマン氏迄も招待して、盛大なる
華燭の典を挙げ、附近住民をして羨望渇仰の眼を瞠《みは》らしめぬ。 さる程にアリ....
「断橋奇聞」より 著者:田中貢太郎
弟姉妹もないので、世高は何事も思いのままであった。彼は蘇州の我家へ帰るなり秀英と
華燭の典をあげた。 そうして二人がいるうちに紅巾の賊乱が起った。それは至正の末....
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
この少女こそは、前回に御紹介致しました本事件の主人公、呉一郎の花嫁となって、
華燭の典を挙げるばかりに相成っておりましたその少女で、名前を呉モヨ子と申します。....
「灰色の記憶」より 著者:久坂葉子
自分の位置に気がつくようになった。それは冬近い日曜と祭日のつづいた頃である。姉は
華燭の典をあげた。相手は金持ちの青年紳士であった。 突然、私は自分がいろいろな....
「佳日」より 著者:太宰治
た先方のお家へ、速達の葉書を発した。ただいま友人、大隅忠太郎君から、結納ならびに
華燭の典の次第に就き電報を以て至急の依頼を受けましたが、ただちに貴門を訪れ御相談....
「三国志」より 著者:吉川英治
、遂に吉日を卜して、劉玄徳と呉妹君との婚礼を挙げるところまで漕ぎつけてしまった。
華燭の典の当日まで、趙子龍は主君の側を離れず喬国老に頼んで五百の随員――実は手勢....