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萩寺
「萩寺〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
萩寺の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「開化の良人」より 著者:芥川竜之介
後引続いて受取った手紙によると、彼はある日散歩のついでにふと柳島《やなぎしま》の
萩寺《はぎでら》へ寄った所が、そこへ丁度彼の屋敷へ出入りする骨董屋《こっとうや》....
「思い出の記」より 著者:小泉節子
よい家でございました。それに瘤寺と云う山寺の御隣であったのが気に入りました。昔は
萩寺とか申しまして萩が中々ようございました。お寺は荒れていましたが、大きい杉が沢....
「平賀源内捕物帳」より 著者:久生十蘭
わしだって、たまには褒めることがある。方角はどっちだ」 「田端村《たばたむら》の
萩寺《はぎでら》の近く。大きな欅《けやき》の樹のある、小瓦塀《こがわらべい》を廻....
「雪柳」より 著者:泉鏡花
と吸います、その甘味そうな事というものは。…… 余計にがつがつして、息を切って
萩寺の方へ出たでしょうか、真暗三方という形、かねて転居さきを端書で知っていました....
「本所両国」より 著者:芥川竜之介
どうか、多少の疑問のあることは事実である。 それから僕等は通りがかりにちょっと
萩寺を見物した。
萩寺も突っかい棒はしてあるものの、幸い震災には焼けずにすんだらし....