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「萼片〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

萼片の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
が一度どくだみに白い花が咲いて、それが四弁だと数えているが、あれは植物学上、実は萼片に当るもので、花びらではないというのである。それだけのことを注意するためにわ....
植物知識」より 著者:牧野富太郎
開き、花径《かけい》およそ二〇センチメートルばかりもある。花下《かか》にある五|萼片《がくへん》は宿存《しゅくそん》して花後《かご》に残り、八|片《へん》ないし....
アケビ」より 著者:牧野富太郎
葉柄を具えて互生し、花は四月頃に房をなし雄花雌花が同じ穂上に咲き、花には紫色の三萼片のみあって花弁はなく、雄花には雄蕋《おしべ》があり雌花には雌蕋《めしべ》があ....
カキツバタ一家言」より 著者:牧野富太郎
片は萼で、それが花弁状を呈し、その間に上に立っている狭い三片が真正の花弁である。萼片の柄の内側に一つの雄蕋《おしべ》があるから、つまり雄蕋は一花に三つあるわけだ....