»
葆
「葆〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
葆の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
って、何が仕合せになるか知れねえ、これはそれ、わしが友達の家だよ、ホラ門札に松原
葆斎《まつばらほうさい》とあるだろう、大将いまは江戸にいるが、出立の前に、松本へ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
は弁財天の使令として福神の下属という、これ西土の書にも世々いう事と見ゆと記す。『
葆光録』に曰く、陳太なる貧人好んで施す、かつて夜一の白鼠を見るに色雪のごとし、樹....
「織成」より 著者:田中貢太郎
で災厄に逢っても、これを持っているなら、免がれることができる。」 ふと見ると羽
葆をさしかけた人馬の行列が水面にあらわれた。王者は舟からおりてその輿に乗ったが、....
「小刀の味」より 著者:高村光太郎
うな、含んだような、静かな朝の海の上でも見るような、底に沈んだ光り方をする。光を
葆んでいる。そうしてまっ平らに研ぎすまされた面の中には見えるような見えないような....