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「葉緑素〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

葉緑素の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
あろう。双鞭藻は黄褐また緑を常色とする、ベーンの説に葉の色の緑なるは何故と問うと葉緑素《クロロフィル》を含んで居るからと言うて説明が済んだと思う人が多いが、葉緑....
リアルな方法とは」より 著者:宮本百合子
りにたよらず、もっとその植物の生存の本質的な点、例えば或る葉が一定の光の下でその葉緑素にどんな変化をおこすかという点にふれて観察して、その有機作用の共通性で、植....
話の種」より 著者:寺田寅彦
レール博士は次の法を発表した。すなわち醋酸銅を醋酸に溶かしたものに植物を浸せば、葉緑素と銅との化合で不変の緑色素が出来るというのである。近頃更に発表したところに....
自力更生より自然力更生へ」より 著者:三沢勝衛
おそらく今日のところでは、「地表の緑化」、すなわちできるだけ植物を繁茂させ、その葉緑素の力を借りることによりほかに良案は考えられておらないようでございます。いか....
フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
ッチだ。 私は道端の巨大な蕗の根に両足を投げ出した。清浄な、また沁み出るような葉緑素の濃い香気がした。いや、氾濫だ、大洪水。 庄亮は向うの蕗林を掻き分け掻き....