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葉虫
「葉虫〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
葉虫の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「柿の種」より 著者:寺田寅彦
と、土くれの分子の中から星雲が生まれ、その中から星と太陽とが生まれ、アミーバと三
葉虫とアダムとイヴとが生まれ、それからこの自分が生まれて来るのをまざまざと見た。....
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
め寄って来る。スワ又一大事と身を飜えして逃げようとすると背中から雲かと思われる三
葉虫が蔽いかかる。横の方からイソギンチャクが毒槍を閃めかす。その間を生命からがら....
「江戸芸術論」より 著者:永井荷風
ゆいいつ》の道たりや。余は余《あま》りに数理的なる西洋音楽の根本的性質と、落花落
葉虫語鳥声等の単純|可憐《かれん》なる日本的自然の音楽とに対して、先《ま》づその....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
を闇に描くと、もうそれを小次郎は、ふた太刀とは使わなかった。
風に吹かれた木の
葉虫のように、大地をごろごろと三つほど転がったまま、伸びてしまったのが又八だった....
「大岡越前」より 著者:吉川英治
って、黒々と陽なたに闇を作っていた。 ――すると、その中に、莚を体に巻き、木の
葉虫みたいに眠っていた男がある。ふとこっちへ、擡げた首をぎょッと伸ばして、 「あ....