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「著作〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
著作の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「羅生門の後に」より 著者:芥川竜之介
を表したいと思う。この集の如きも、或《あるい》は諸君の名によって――同人の一人の
著作として覚束《おぼつか》ない存在を未来に保つような事があるかも知れない。そうな....
「戯作三昧」より 著者:芥川竜之介
いや全く恐れ入りました。」
馬琴は黙ってまた、足を洗い出した。彼はもちろん彼の
著作の愛読者に対しては、昔からそれ相当な好意を持っている。しかしその好意のために....
「河童」より 著者:芥川竜之介
行きはなはだ振わざるがごとし。
問 予の全集は三百年の後《のち》、――すなわち
著作権の失われたる後、万人《ばんにん》の購《あがな》うところとなるべし。予の同棲....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
ての最も偉大な画家であり、彫刻家であり、まだおまけに築城師であり、また最も優雅な
著作者でもあった。 この有力な人物は中世の僧侶たちとは余りにも型のちがったもの....
「茶の本」より 著者:岡倉覚三
陸羽は、茶の湯に万有を支配しているものと同一の調和と秩序を認めた。彼はその有名な
著作茶経(茶の聖典)において、茶道を組織立てたのである。爾来彼は、シナの茶をひさ....
「灯明之巻」より 著者:泉鏡花
――近所だけか、おかしなことばが、うつッていたまう、)と洒落れつつ敬意を表した、
著作の実例がある。遺憾ながら「嬉しいですわ。」とはかいてない。けれども、その趣は....
「『地球盗難』の作者の言葉」より 著者:海野十三
者の血を湧した時代、つまり明治四十年前後がそうであったようにも思われる。春浪氏の
著作中には、早くも今日の潜水艦や軍用飛行機などを着想し、これを小説のなかに思う存....
「著作権の問題」より 著者:伊丹万作
著作権の問題 伊丹万作 社会の各層に民主化の動きが活溌になつてくると同時に、映....
「ガルスワーシーの家」より 著者:岡本かの子
だ脈があります。退嬰を詩に味わうようになったらおしまいです」 景子は此の文豪の
著作の「銀の匙」の趣意を想い出した。「銀の匙」を使い切れぬようになっても銀の匙を....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
の名を成していたから、作者として世間へ乗り出すには多少の力を仰いだ事はあろうが、
著作上教えられる事が余り多くあったとは思われない。京伝門人と署したのは衣食の世話....
「白花の朝顔」より 著者:泉鏡花
についた。無理です、乱暴です。乱暴ですけど、あなたは、あなただって、そのくらいな
著作をなさるじゃありませんか。」 「何にもいわない。――もう、朝顔の、ま、枕の時....
「茶の本」より 著者:岡倉由三郎
れが本の形で生前に兄が公にした最後のものである。そしてそれが兄の筆から出た英文の
著作の中では、未単行の『白狐』を除いては、いちばん永久性に富んだ心にくい作品であ....
「一日一筆」より 著者:岡本綺堂
日ではこれ以上の和英字書も数種刊行されているが、その当時の我々は先ずヘボン先生の
著作に縋るより他はない。私は学校の帰途、その店頭に立って「ああ、欲いなあ」とは思....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
師と早呑込みしたのも万更無理ではなかった。が、誰でも処女作を発表する時は臆病で、
著作の経験上一日の長ある先輩の教えを聞くは珍らしくない。ましてや謙遜な二葉亭は文....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
。日本学はもちろん東洋の諸学を研究するの必要、推して知るべし。 西洋人の評論、
著作にかかる仏教書類六十二部のうち、 英国ロンドンの発行にかかるもの ....