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著作物
「著作物〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
著作物の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「惜別」より 著者:太宰治
治と、彼はこの三者の混沌の渦に巻き込まれたのではあるまいか。私は彼の後年の尨大な
著作物に就いては、ほとんど知るところが無い。それゆえ、所謂大魯迅の文芸の功績は、....
「マクシム・ゴーリキイの伝記」より 著者:宮本百合子
工場のサイレンで目を醒すシャポワロフが、辛うじていくらかでも自由主義的な同時代の
著作物に近づくことが出来たのは、何という愉快な皮肉であろう! 労働者が公然読むこ....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
由行動を外見上自発的に、統制する組織であることは云うまでもないので、之によって又
著作物そのものの内容に対する統制が最も無抵抗に円滑になることは云うまでもないこと....
「東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
たる所以で、まことによく彼の才学の特徴を示している。 『源氏物語』は、足利時代の
著作物でももちろんなく、また足利時代において始めてもてはやされたのでもないが、し....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
ずるのは、水源を知らずして末流を探るようなものであります。と言いましても、支那の
著作物は文字通りの汗牛充棟で、単に〈志怪の書〉だけでも実におびただしいのでありま....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
んぱ物としてある古本屋に捨値《すてね》で譲ってやった。彼にはもはや一生を費やした
著作物から残ってる物は何もなかった。彼はその書物の代を食い始めた。そしてそのわず....
「ダス・ゲマイネ」より 著者:太宰治
場数馬。 二 海賊 ナポリを見てから死ね! Pirate という言葉は、
著作物の剽窃者を指していうときにも使用されるようだが、それでもかまわないか、と私....
「生前身後の事」より 著者:中里介山
うしても、これは協同ではいけない、自分一個の手に収めることでなければ折角集中した
著作物が散々の犠牲になるということを見て取らざるを得なくなったものだから、そこで....
「経済学及び課税の諸原理」より 著者:吉田秀夫
少または皆無ならしめるからである(註)。
(註)穀物の輸入制限の不得策を論ずる
著作物中の最も優れたものの中に入れるべきは、トランズ大佐の『対外穀物貿易論』であ....
「「プラーゲ旋風」の話」より 著者:山下博章
ける管理者として、外国著作権の保全と実行のため、縦横無尽に活躍を始めた。従来外国
著作物を縦横無尽に利用していた楽壇人にとっては、之が重大な脅威と為り、何時の間に....