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著名
「著名〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
著名の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「河童」より 著者:芥川竜之介
交友の多少は如何?
答 予の交友は古今東西にわたり、三百人を下らざるべし。その
著名なるものをあぐれば、クライスト、マインレンデル、ワイニンゲル……
問 君の....
「二つの手紙」より 著者:芥川竜之介
るために、幾分の必要がありはしないかと、思われるのでございます。
歴史上、最も
著名な実例の一つは、恐らくカテリナ女帝に現われたものでございましょう。それからま....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
れに反して毎日〇・九五二四度ずつの円弧を描いて進行するものであると仮定した。最も
著名なバビロニアの星の研究者キディンヌ(Kidinnu)は紀元前第二世紀の初めご....
「茶の本」より 著者:岡倉覚三
れをうけている。多能な小堀遠州は、桂の離宮、名古屋の城および孤篷庵に、彼が天才の
著名な実例をのこしている。日本の有名な庭園は皆茶人によって設計せられたものである....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
を撰んで、神を勧請したという昔の人の聡明に驚かざるを得ない。ここには限らず、古来
著名の神社仏閣が多くは風光|明媚の地、もしくは山谷嶮峻の地を相して建てられている....
「灰燼十万巻」より 著者:内田魯庵
資料をムザ/\と焼いて了ったは如何にも残念であった。 其中には又ヴヮンダイクの
著名なエチングの複製画があった。英国印刷界を驚倒したメヂチ版の複製画があった。ニ....
「雑文的雑文」より 著者:伊丹万作
俳優は発声に関するかぎり未熟というよりもまつたく無教養であるといつていい。しかも
著名な俳優の大部分は無声映画時代の好運にあまやかされて泰平の夢をむさぼるになれて....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
ら政治上の事で脱走して来た人達が泊まることもあった。その頃には、マスケリーという
著名な画家がおった。ナポレオンの肖像を画いたこともある人で、フランスの政変のため....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
あった。これがまた定って当時の留書とかお触とか、でなければ大衆物即ち何とか実録や
著名の戯作の抜写しであった。無論ドコの貸本屋にも有る珍らしくないものであったが、....
「二葉亭余談」より 著者:内田魯庵
。 この答には私は意外の感に打たれた。当時私はスペンサーの文体論を初め二、三の
著名な文章説を読んでいたが、こういう意味の文章論をいわゆる小説家の口から聴こうと....
「淡島椿岳」より 著者:内田魯庵
基であって、白金の瑞聖寺と聯んで江戸に二つしかない黄蘗風の仏殿として江戸時代から
著名であった。この向島名物の一つに数えられた大伽藍が松雲和尚の刻んだ捻華微笑の本....
「斎藤緑雨」より 著者:内田魯庵
絢尭斎の名で通ってる殿様の准侍医であった。この絢尭斎というは文雅風流を以て聞えた
著名の殿様であったが、頗る頑固な旧弊人で、洋医の薬が大嫌いで毎日持薬に漢方薬を用....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
が一頭地を挺んずる新興文芸の第一の曙光であるは争う事は出来ない。中には文学史上の
著名の傑作が時代という考を去るとしばしば価値が乏しくなる幾多の例から推して、『浮....
「四十年前」より 著者:内田魯庵
情|洶々、帝都は今にも革命の巷とならんとする如き混乱に陥った。 機一発、伊公の
著名なる保安条例が青天霹靂の如く発布された。危険と目指れた数十名の志士論客は三日....
「色盲検査表の話」より 著者:石原忍
百部印刷をしてその六十部をもらい受け、更に三十部自弁して合せて九十部を世界各国の
著名の大学や眼科医へ寄贈したのであります。それが大正七年のことでした。 その後....