葛掛[語句情報] »
葛掛
「葛掛〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
葛掛の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「幸福な家庭」より 著者:井上紅梅
せるのであった―― 「どんな御馳走だろうな。珍奇な物でも差支えない。豚のロースの
葛掛や粉海老の海参じゃあんまり平凡だ。乃公は是非とも彼等の食い物を『竜虎闘』にし....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
よう。奥さん、色々どうも御馳走でした。オヤまだ何か出ますか、ナニ蜜柑《みかん》の
葛掛、これは妙ですな。山葵《わさび》の匂《にお》いと辛味があっていわゆる五味の調....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
すよ」玉江嬢「オヤそうですか、一度試してみましょう。先日私は余所《よそ》で南瓜の
葛掛《くずかけ》を戴いた事がありますがそれはどう致します」お登和嬢「あれは南瓜の....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
かつぶし》と昆布の煮汁《だし》を薄味にしてよくお芋を煮てその汁へ葛を引いて里芋の
葛掛も拵らえましょうし、鯖《さば》の船場煮《せんばに》やイナダの餡掛《あんかけ》....