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葛蔓
「葛蔓〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
葛蔓の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「富士」より 著者:岡本かの子
ただけでも翁にはすぐそれと知れた。 黒木の柱、梁、また壁板の美事さ、結んでいる
葛蔓の逞しさ、簀子《すのこ》の竹材の肉の厚さ、翁は見ただけでも目を悦ばした。敷も....
「名娼満月」より 著者:夢野久作
を押し上げ、本堂の屋根に生えたペンペン草、紫苑のたぐいが、下から這い上った蔦や、
葛蔓とからみ合って、夜目にもアリアリと森のように茂り重なっていた。 見張りの眼....