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葮
「葮〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
葮の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
いると、戸外《おもて》の処は細い土手に成って下に生垣《いけがき》が有り、土手下の
葮《よし》蘆《あし》が茂っております小溝《こみぞ》の処をバリ/\/\という音。
....
「業平文治漂流奇談」より 著者:三遊亭円朝
の頃|柳橋《やなぎばし》に芸者が七人ありまする中で、重立《おもだ》った者が四人、
葮町《よしちょう》の方では二人、後《あと》の八人は皆《み》な能《よ》い芸者では無....
「敵討札所の霊験」より 著者:三遊亭円朝
を踏みにいらっしゃいますね」 やま「はい」 傳「今日お百度を踏んで帰んなさる時、
葮簀張の居酒屋でそれ御ぞんじでげしょうね、詰らねえ物を売る、彼処にね腰を掛けて居....
「霧陰伊香保湯煙」より 著者:三遊亭円朝
取附きに山王さまの森が有ります、其の鎮守の正面に空家が有りましたからこれを借り、
葮簀張の掛茶店を出し、片傍へ草履草鞋を吊して商い、村上松五郎は八木八名田辺へ参っ....
「松の操美人の生埋」より 著者:三遊亭円朝
はのべつに喋って居ります。山三郎は其の話を聞きながし、心ともなく今小兼の出て来た
葮簀張の中を見ますると十八九の綺麗な娘、思わず驚きまして、 山「美しい娘だのう」....
「塩原多助一代記」より 著者:三遊亭円朝
お駕籠御用達しで、名字帯刀御免の分限でござります。其の藤野屋の裏手の板塀に差掛け
葮簀張を出す聾婆さんの店があります。春は団子などを置き、平常は※の足か茹玉子ぐら....
「粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
かけるより仕様は有るめえが、何か重い物を身体に巻附けたいと思うが、あの団子を売る
葮簀張の処に力持をする石が有るから、縄も一緒に探して持って来や」 喜「えゝホウ、....