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「蒋介石〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

蒋介石の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
その広大な国土によって持久戦争を継続し得るものと想像される。 今次事変に於ける蒋介石の日本に対する持久戦争は中国の広大な土地に依存している。 右三つの原因の....
新日本の進路」より 著者:石原莞爾
前述のごとく、幾多の統制主義國家が專制主義に後退した。しかるに三民主義の中國は、蒋介石氏の獨裁と非難されるが斷じてしからず、蒋氏は常に反省的であり、衰えたる國民....
武装せる市街」より 著者:黒島伝治
ている煙に、小山は、なお、胴ぐるみにむせていた。 幹太郎は事務所の方へ歩いた。蒋介石の第二次の北伐と、窮乏した山東兵の乱暴と狼藉が、毎日、巷の空気をかき乱した....
十五年間」より 著者:太宰治
年頃の者は皆戦争に行かなければならなくなった。事変はいつまでも愚図愚図つづいて、蒋介石を相手にするのしないのと騒ぎ、結局どうにも形がつかず、こんどは敵は米英とい....
独本土上陸作戦」より 著者:海野十三
を見よ、チェッコを見よ、ポーランドを見よ、それからユーゴを見よ。ギリシヤを見よ、蒋介石を見よ。だから、われわれイギリスが、『ドイツよ、お前を助ける』と申入れただ....
今昔ばなし抱合兵団」より 著者:海野十三
すると博士は、人並はずれた大頭を左右にふりながら、 「はてさて困った男だ。まるで蒋介石みたいに攻勢的同情を求めるわい。しかしいつまでもわしの部屋に頑張られても困....
社会時評」より 著者:戸坂潤
南京へ帰京する予定を延ばして在上海の日本武官を訪問して歩いている。特に磯谷少将は蒋介石氏直参と称される張、陳、両氏との三時間に亘る会見に於て、支那の不心得を懇々....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
職中は戦争はなかろうと思うと断言している。なる程北鉄交渉は円満に手打ちとなるし、蒋介石氏をして抗日を謹慎させる件も或る程度まで成功であったらしい。少なくとも後者....
」より 著者:池谷信三郎
の臭いが、新大臣のお孫さんの笑顔だとか、花嫁の悲しげな眼差し、あるいはイブセン、蒋介石、心中、保険魔、寺尾文子、荒木又右衛門、モラトリアム、……等といっしょに、....
赤げっと 支那あちこち」より 著者:国枝史郎
礎」だの「廃除一切不平等条約」だのというスローガンがベタベタ書かれてあって少くも蒋介石氏勢力範囲の南方支那だけは大分国民的自覚を持って来たらしいと感ぜられたこと....
世界の裏」より 著者:国枝史郎
親分は、数年前からチョイチョイ日本の新聞へも名の出る吐月笙であることと、吐月笙は蒋介石の一党であったが、最近汪兆銘派に帰順したらしいということだけは知って置く必....
余齢初旅」より 著者:上村松園
前にコレラやチブスや疱そうの注射をして行ったのであった。よほど用心してゆかないと蒋介石のテロにあったりしてあぶないなどといろいろそのお医者さんは注意してくれた。....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
第四次貿易協定の完全実施を実現する。さらに台湾海峡をめぐる問題にかんしていえば、蒋介石グループにたいする軍事的支援、とくに台湾に米軍を駐屯することがアジアに緊張....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
ポレオン以来はほとんどこれを見る事が出来なかった。最近に於てはケマル・パシャとか蒋介石、フランコ将軍等は大体それであり、また第二次欧州大戦に於てはヒットラーがそ....
魯迅さん」より 著者:内山完造
農 小峰夫人来 とある。実は魯迅さんは広東の中山大学の文学部長であったのだが、蒋介石の乱暴にとても堪えられないで脱出して上海へ来られたのであって、十月三日に着....