蒙を啓く[語句情報] » 蒙を啓く

「蒙を啓く〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

蒙を啓くの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
科学論」より 著者:戸坂潤
と啓蒙との間には、実質上殆んど何の相違もないことになる。啓蒙とは云うまでもなく、蒙を啓くというような、支配者による被支配者の教育を意味するのではない。恰も科学の....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
ックの最終航海記の叙述は、一切のこれらの島々のうちで最も肥沃なものに関して吾々の蒙を啓くものである。そして伝道航海記から見ると、パン果の実らない季節には、すべて....
光は影を」より 著者:岸田国士
薄いために、自宅で多少の雑用ぐらいはできると思い込んでいる場合、医師として、その蒙を啓く義務はありませんか」 「それも、患者を通じて、十分に、注意してある筈です....
年中行事覚書」より 著者:柳田国男
いたために、時代の変遷に会う毎に埋没はいよいよ甚だしく、結句めいめいの迷いを散じ蒙を啓くために、手近に見つかる知識をさえなくしてしまうのである。私の仕事なども取....