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「蒟蒻本〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

蒟蒻本の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
江戸芸術論」より 著者:永井荷風
領たる機智《きち》の妙を捨てて漸《ようや》く敵討《かたきうち》小説に移らんとし、蒟蒻本《こんにゃくぼん》の軽妙なる写実的小品は漸く順序立ちたる人情本に変ぜんとす....
申訳」より 著者:永井荷風
代に在っては山東京伝は吉原妓楼の風俗の家毎に差別のあった事を仔細に観察して数種の蒟蒻本を著した。傾城買四十八手傾城※の如きは其の冠たるものであろう。京伝等江戸の....
書物を愛する道」より 著者:柳田国男
でも書いたような小本なら風雅人の見るもの、その他八文字屋本の横形から、赤本黄表紙蒟蒻本に至るまで、少しく好きになれば遠方からでも狙いがつけられた。私たちがいかい....