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「蒲原有明〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

蒲原有明の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ルバイヤート」より 著者:小川亮作
文や散文の訳が数多く試みられた。わが国でも、明治四十一年(一九〇八年)にはじめて蒲原有明がフィツジェラルドの訳書中から六首を選んで重訳紹介して以来、今日までに多....
詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
日本に於ける最初の、そして絶後の主観的高調時代であった。(だから当時の詩壇には、蒲原有明《かんばらありあけ》、北原白秋の如き秀才が一時に出た。)しかしながら日本....
無題(五)」より 著者:宮本百合子
鏡花、よくも化け抜いた! いつぞや中央公論新年号に出た日夏耿之介氏の明治詩史中、蒲原有明に対する評とともに、忘れ難い印象だ。「有明は自己の渋晦さをより明に意識し....
遠藤(岩野)清子」より 著者:長谷川時雨
おろか》なりといひて 高笑ひ君はまことに 命惜しみき 泡鳴子をおもうと、蒲原有明《かんばらありあけ》氏の歌も刻されてある。 かくのごとき文人と、その最....
美術学校時代」より 著者:高村光太郎
から後のが自分のものである。その当時は象徴派、ロマンチック派等が詩壇に起って僕は蒲原有明、上田敏、薄田泣菫などのものを読んだ。 其頃学校の方では校長岡倉覚三先....
詩語としての日本語」より 著者:折口信夫
、所謂象徴詩人の象徴詩に現れた言語の、厳格な意味における象徴性と言うものは、実際蒲原有明さんの象徴詩の試作の示されるまでは、夢想もしなかったことだった。私はまだ....
芝、麻布」より 著者:小山内薫
うものを開いたのである。 国木田独歩、島崎藤村、柳田国男、田山花袋、中沢臨川、蒲原有明などという先輩の驥尾に付して武林繁雄(無想庵)や私なども、よくその会へ出....
日本橋附近」より 著者:田山花袋
ったことを、私は未だにはっきりと記憶している。 私は日本橋を渡りながら、いつも蒲原有明の詩を頭に浮べた。 朝なり、やがて濁り川 ぬるくにほえど、夜の胞を たゆ....