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蒲柳の質
「蒲柳の質〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
蒲柳の質の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「浮浪漫語」より 著者:辻潤
顔をして恩にきせる。なる程、自分が今迄生きてこられたのは、少なくとも自分のような
蒲柳の質の生活力の弱いヤクザ人間が生きておられたのはまったく自分以外の人々のお蔭....
「仇討禁止令」より 著者:菊池寛
いません」と、いった。 新一郎が、突然喀血したのは、それから間もなくであった。
蒲柳の質である彼は、いつの間にか肺を侵されていたのである。 お八重の驚きと悲し....
「八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
」 「名に負うそいつが重いと来ている」 「一万両の金目だからの」 「ところで俺は
蒲柳の質だ」 「いや飛んだ銀流しよ」 「そこでお前を見立てたのよ」 「これじゃま....
「手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
衆の日々の生活に交るわけにはゆきません。冴えた仕事ではありますが、人間に譬えれば
蒲柳の質とでもいいましょうか。 「秋田八丈」と呼ばれるものがあります。これも綺麗....