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「蒼勁〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

蒼勁の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
コンラッドの描きたる自然について」より 著者:夏目漱石
たものとしては、いかにも幼稚で、できが悪い。しかし航海の描写としては例の通り雄健蒼勁《ゆうけんそうけい》の極を尽したものである。だから、余の希望から云うと、なま....
草枕」より 著者:夏目漱石
くひ》も木庵《もくあん》もそれぞれに面白味はあるが、高泉《こうせん》の字が一番|蒼勁《そうけい》でしかも雅馴《がじゅん》である。今この七字を見ると、筆のあたりか....
鴎外博士の追憶」より 著者:内田魯庵
のは芸苑の恨事であった。 鴎外は早くから筆蹟が見事だった。晩年には益々老熟して蒼勁精厳を極めた。それにもかかわらず容易に揮毫の求めに応じなかった。殊に短冊へ書....