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蒼波
「蒼波〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
蒼波の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「エトナ」より 著者:野上豊一郎
に翼を張って、窓の間に、両翼の端に、また高い席から見ると建物の上に、イオニア海の
蒼波がひろがって、その上にエトナが雪に蔽われて煙を噴いてる美しさは、近代劇場のい....
「皇海山紀行」より 著者:木暮理太郎
てる。赤城と根利山との間には、小川山から大洞山に至る秩父の主山脈が、大海のはての
蒼波かと怪しまれ、黒檜の上には白峰三山、赤石、悪沢等南アルプスの大立物が遥に雪の....
「古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
日本国聖武王の正后光明女の形」を拝めという告げがあった。大王夢さめて思うに、万里
蒼波を渡って遠国に行くということは到底実現しがたい。そこで再び一七日入定して祈っ....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
なわち、わが所乗の汽船なり。その中に一点の白影の波間に動くを認む。これ海鵝なり。
蒼波万頃浩無吾船是一繊塵。 (青い波はひろびろとして果てしなくうねり、岸辺もない....