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蒼蒼
「蒼蒼〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
蒼蒼の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「西航日録」より 著者:井上円了
余、即時所感をつづる。 リスボンの灯台今は暗らけれど昔しは四方の海を照せり 山自
蒼蒼水自清、灯台聳処是葡京、星移物換人何去、失却往年航海名。 (山はおのずから青....
「或る少女の死まで」より 著者:室生犀星
かない目はちょうど重い牛の眼を思わせるほど、あやしい神秘的な、しかも思慮深そうに
蒼蒼と澄んでいた。 山椒魚や鰻は、ふじ子をいやがらせたばかりではなく、 「おじ....
「性に眼覚める頃」より 著者:室生犀星
すれに深く茂り込んでいた。そこは、用水から余った瀬尻が深く水底を穿ってどんよりと
蒼蒼しい淵をつくっていた。鮎や石斑魚などを釣る人が、そこの蛇籠に跼んで、黙って終....