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蒼鷹
「蒼鷹〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
蒼鷹の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「邪宗門」より 著者:芥川竜之介
それから大殿様の御隠れになる時まで、御親子《ごしんし》の間には、まるで二羽の
蒼鷹《あおたか》が、互に相手を窺いながら、空を飛びめぐっているような、ちっとの隙....
「浮雲」より 著者:二葉亭四迷
|許《もと》より郵便が参ッた。散らし薬には崛竟《くっきょう》の物が参ッた。飢えた
蒼鷹《くまだか》が小鳥を抓《つか》むのはこんな塩梅《あんばい》で有ろうかと思う程....
「虹の絵の具皿」より 著者:宮沢賢治
聞いただけです。二人《ふたり》もまたその名をやっと聞いただけでした。けれどもこの
蒼鷹《あおたか》のように若い二人《ふたり》がつつましく草の上にひざまずき指《ゆび....
「書記官」より 著者:川上眉山
衛は煙の末にも知れと、しばしば心にうなずくなるべし。脇には七宝入りの紫檀卓に、銀
蒼鷹の置物を据えて、これも談話の数に入れとや、極彩色の金屏風は、手を尽したる光琳....
「美人鷹匠」より 著者:大倉燁子
の眼はこの美人鷹匠に吸いよせられている。 大勢集ったところで、撞木に止っている
蒼鷹を彼女は手に移し、声を張り揚げた。 「呼上げ、呼下し、最初にまずそれを御覧に....