蓋世[語句情報] » 蓋世

「蓋世〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

蓋世の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ナポレオンと田虫」より 著者:横光利一
。しかし、ナポレオンは、まだ密かにロシアを遠征する機会を狙ってやめなかった。この蓋世不抜の一代の英気は、またナポレオンの腹の田虫をいつまでも癒す暇を与えなかった....
神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
ら異う! 何を云うか、人非人奴!」 「卜伝」と益々憐れむように、「剣をとらせたら蓋世の雄、向かうに敵ないお前だが、事理には案外暗いと見えるな。一将功成り万骨枯る....
水晶の栓」より 著者:新青年編輯局
ルパンの計画はまたまた瓦解した。 肝心の目的物が魔の手に攫われたのにはさすが蓋世の怪盗も唖然として驚いた。しかし第三の計画を樹立する前に彼はまずドーブレクの....
三国志」より 著者:吉川英治
たずらに敵をたたえるわけではないが、この仲達の観るかぎりにおいて、孔明はたしかに蓋世の英雄、当今の第一人者、これを破るは実に容易でない」 と、今次の大戦を前に....