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蓑毛
「蓑毛〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
蓑毛の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「灯明之巻」より 著者:泉鏡花
に、十歩……いや、もっと十間ばかり隔たった処に、銑吉が立停まったのは、花の莟を、
蓑毛に被いだ、舞の烏帽子のように翳して、葉の裏すく水の影に、白鷺が一羽、婀娜に、....
「神鷺之巻」より 著者:泉鏡花
、鼻のかわりに、細長い鳥の嘴を握っていて、俎の上には、ただ腹を解いた白鷺が一羽。
蓑毛も、胸毛も、散りぢりに、血は俎の上と、鷺の首と、おのが掌にたらたらと塗れてい....
「木彫ウソを作った時」より 著者:高村光太郎
いろの背部の垂直に近い、削ったような潔い輪廓とがいい釣合を持っている。その背部の
蓑毛を胸の方の房々の羽毛が逆に下から逆まきにかぶせているのは、ウソの身体の中で、....