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蓮如
「蓮如〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
蓮如の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「彼岸過迄」より 著者:夏目漱石
どうだのという変な話をしていた。その会話の中には親鸞上人《しんらんしょうにん》と
蓮如上人《れんにょしょうにん》という名がたびたび出て来た。十時少し廻った頃、松本....
「般若心経講義」より 著者:高神覚昇
けるな。生きよ、励めよ、この現在に」 といっているのは、たしかにそれです。かの
蓮如上人が、 「仏法には、明日と申すこと、あるまじく候。仏法のことは急げ急げ」 ....
「みさごの鮨」より 著者:泉鏡花
おお、見られるとも、のう。ありがたや阿弥陀様。おありがたや親鸞様も、おありがたや
蓮如様も、それ、この杖に蓮華の花が咲いたように、光って輝いて並んでじゃ。さあ、見....
「雪の宿り」より 著者:神西清
にどうしておられる。それも知りたい。叡山の徒に虐げられて田舎廻りをしている一向の
蓮如、あの人の消息も知りたい。新しい世の救いは案外その辺から来るのかも知れん。だ....
「九条武子」より 著者:長谷川時雨
代となるまでには、覚信尼は創業の苦労と煩悩《ぼんのう》もあったわけだった。八世の
蓮如《れんにょ》上人の時、伝道|教化《きょうげ》につとめ、九世実如のとき、準門跡....
「うつす」より 著者:中井正一
である。「かたのごとく」という武道演劇におけるは、それは別の意味の型、格である。
蓮如の「かたのごとく一宇を建立し…………」もまたそれである。そのほか貸金の抵当質....
「取返し物語」より 著者:岡本かの子
活用してみた。 時 文明十一年十一月(室町時代末期) 処 近江国琵琶湖東南岸 人
蓮如上人 浄土真宗の開祖親鸞聖人より八代目の法主にして、宗門中興の偉僧。世に言....
「親鸞」より 著者:三木清
のではない。念仏は各人のしのぎといわれるように(「往生は一人一人のしのぎなり。」
蓮如上人『御一代記聞書』)、宗教はめいめいの問題である。この平等性は各人の罪の意....
「ピストルの使い方」より 著者:泉鏡花
らないようだけれど、五つ七つの小児に聞いても、誰も知らぬものはなかろうね。」 「
蓮如さん、」 「さあ、」 「親鸞上人。」 「さあ、」 「弘法大師。」 「さあ、そ....
「賤民概説」より 著者:喜田貞吉
した。「坊主」という語は、鎌倉時代から既に物に見えて、一坊の主の称である。されば
蓮如上人の御文などにも、「坊主」という語はたくさん見えて、決して軽侮の語ではない....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
ある。右に引いた『続古事談』の房主は、実は坊主の書き誤まりであろうと察せられる。
蓮如上人の御文章をみると、坊主とか、大坊主とか、多屋坊主とかの名称が多くみえる。....