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蔓衍
「蔓衍〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
蔓衍の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「西瓜」より 著者:永井荷風
二、三年のころ、虎列拉病《コレラびょう》が両三度にわたって東京の町のすみずみまで
蔓衍《まんえん》したことがあった。路頭に斃《たお》れ死するものの少くなかった話を....
「濹東綺譚」より 著者:永井荷風
張町の三越前に立ち現れたのはその頃からであった。銀座通の裏表に処を択《えら》ばず
蔓衍《まんえん》したカフエーが最も繁昌し、又最も淫卑《いんぴ》に流れたのは、今日....