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「蔵宿〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

蔵宿の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
松と藤芸妓の替紋」より 著者:三遊亭円朝
用達では無いか………お前さんは立派な天下の御家人では無いか、お父さんが亡くなると蔵宿は借つくし、拝領物まで残らず売ってしまって、お母さんもそれを御心配なすって、....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
まった。おれはその金を吉原へ持って行って一月半ばかりに使ってしまったが、それから蔵宿《くらやど》やほうぼうを頼んで金をつかった」 いったい、その親共なり、支....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
く》ト思ッテ、ソレカラ直グニ刀ノ売買ヲシタラ、ソノ月ノ末ニハ、築地ノ又兵衛ト云ウ蔵宿ノ番当ガ頼ンダ備前ノ助包《すけかね》ノ刀ヲ、松平伯耆守ヘ売ッテ十一両モウケタ....
丹下左膳」より 著者:林不忘
向《ひなた》の白犬が前肢《まえあし》をそろえて伸びをした。 ずらりと並んでいる蔵宿の一つ、両口屋嘉右衛門の店さき、その用水桶のかげに、先刻からつづみの与吉がぼ....