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蔵王堂
「蔵王堂〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
蔵王堂の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
った。夕陽の時分芳野に着いて見ると、まだ花は盛りで腋《わき》の坊に一泊し、翌日は
蔵王堂からそれぞれと見物し、関屋の花を眺めて橘寺に出で、夜に入り松明《たいまつ》....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
道さ。そして今も年々歳々山伏の通る道である。この地帯は山伏の聖地である。吉野には
蔵王堂があって、この聖地の本堂だ。そして金峰山のテッペンから大台ヶ原全体にかけて....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
、ふいに愛染宝塔の虚をつき、うしろの高城、詰城まで焼きはらった。 宮は、前線の
蔵王堂に陣座していたが、後方、はるかな本塁の黒けむりをみて、 「これまでか」 ....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
宮方、三輪の西阿、真木|定観、貴志、湯浅党などが、前後を厚くおかこみして、山上の
蔵王堂へと、一時、ご案内申しあげたのではなかろうか。 いずれにせよ、これらの手....