蔵王山[語句情報] » 蔵王山

「蔵王山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

蔵王山の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
山の湯雑記」より 著者:折口信夫
、瞬間に通り過ぎるもので、こんな部分までも、記憶に残らないことがあるものである。蔵王山の行者が、峰の精進をすましての第一の下立ちが、此高湯だとすれば、麓の解禁場....
皇海山紀行」より 著者:木暮理太郎
らの道とともに今は全く荒廃して不明であるが、尾根の各峰に地蔵岳、薬師岳、白根山、蔵王山、熊野岳、剣ノ山、鋸山等の名称が附してあるから、あるいは尾根を通ったものか....
日を愛しむ」より 著者:外村繁
この夏は、二人で山形へ行こうよ」 「二人で、行きましょう」 素子の故郷は山形の蔵王山中の一峰、竜山の山腹にあって、壮大な眺望をほしいままにすることができる。し....
澪標」より 著者:外村繁
妻の妹も見送っている。義弟に綱を引かれ、やがて荷馬車は動き出した。 妻の故郷は蔵王山の一峰、竜山の山腹にある。道はいつか緩い勾配の坂道になり、荷馬車は緩くり登....
落日の光景」より 著者:外村繁
汲み交わしながら、来年の花時に妻の故郷を訪ねようと、話を決めた。妻の故郷は山形の蔵王山麓にある。山村の春は遅く、梅も、桜も、桃も一時に花開くという。私は何故かそ....