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蕎麦饅頭
「蕎麦饅頭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
蕎麦饅頭の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「葬儀記」より 著者:芥川竜之介
土を照らしている。その日の中を向こうへ突《つっ》きって、休所へはいったら、誰かが
蕎麦饅頭《そばまんじゅう》を食えと言ってくれた。僕は、腹がへっていたから、すぐに....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
いいでしょう、ほんとに暫くでしたから、まあお話ししていらっしゃい、お茶をいれて、
蕎麦饅頭《そばまんじゅう》を御馳走します」
「どうぞ、おかまい下さいますな」
「....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
って来ると、後家さんは炬燵の一方へ座蒲団《ざぶとん》を出して、ついでに茶棚の上の
蕎麦饅頭《そばまんじゅう》のお盆を炬燵の上へ置きました。つまり、お雪が入って来た....
「塩原多助一代記」より 著者:三遊亭円朝
砂糖でも入れてありますかな」 杢「お菓子を上げなよ」 花「はい」 と云いながら
蕎麦饅頭時雨饅頭なんぞを紙の上に山盛に致し、久八の前に差出だす。 久「こんなには....
「それから」より 著者:夏目漱石
に腰を掛けて、洋卓《テーブル》の前で、アラスカ探険記を読んでいた。洋卓の上には、
蕎麦饅頭《そばまんじゅう》と茶盆が一所に乗っていた。 「誠太郎、何だい、人のいな....