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蕭瑟
「蕭瑟〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
蕭瑟の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「幻影の盾」より 著者:夏目漱石
アムは無言のまま盾を抱《いだ》いて、池の縁に坐る。寥廓《りょうかく》なる天の下、
蕭瑟《しょうしつ》なる林の裏《うち》、幽冷なる池の上に音と云う程の音は何《なん》....
「小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
。逗子の秋は寂しくなる。話の印象はいつまでも消えない。朝な夕な波は哀音を送って、
蕭瑟たる秋光の浜に立てば影なき人の姿がつい眼前に現われる。かあいそうは過ぎて苦痛....
「源氏物語」より 著者:紫式部
の葉の薄さほどのものですよ」 こう説き聞かせて、「松門暁到月徘徊」(柏城尽日風
蕭瑟)と僧であるが文学的の素養の豊かな人は添えて聞かせてもくれた。唐の詩で陵園を....