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薄暑
「薄暑〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
薄暑の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「漱石氏と私」より 著者:高浜虚子
。然しこれは当人があてにならぬ事故君の方ではなおあてにならぬ事と御承知被下度候。
薄暑の候南軒の障子を開いて偶然庭前を眺めて居るのは愉快に候。少々眼がわるくて弱り....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
ていたから、いまの三月末は、例年の四月下旬の気候である。町の男女のあいだにはもう
薄暑が蒸れ合い、白檀の唐扇を匂わす垂衣の女もあった。 「さぞ、見ものであろうよ」....