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薄金
「薄金〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
薄金の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
一段高い床間には楯無しの鎧が飾ってある。――月数。日数。源太が産衣。八竜。沢瀉。
薄金。膝丸。そこへ楯無しを一領加えて源氏八領と総称し、武門に連なる輩はあたかもそ....
「武蔵野」より 著者:山田美妙
裂かれた疵口からは怨めしそうに臓腑が這い出して、その上には敵の余類か、金づくり、
薄金の鎧をつけた蝿将軍が陣取ッている。はや乾いた眼の玉の池の中には蛆大将が勢揃え....
「河伯令嬢」より 著者:泉鏡花
いずれも打出しもので、中はつぎのないくりぬきを、表の金質に好配して、黄金また銀の
薄金を覆輪に取って、しっくりと張るのだが、朱肉入、驕った印章入、宝玉の手奩にも、....