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薙ぎ倒
「薙ぎ倒〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
薙ぎ倒の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「五重塔」より 著者:幸田露伴
の時この時、背面の方に乳虎一声、馬鹿め、と叫ぶ男あって二間丸太に論もなく両臑脆く
薙ぎ倒せば、倒れてますます怒る清吉、たちまち勃然と起きんとする襟元把って、やい我....
「黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
、今更どうなるものでもなかった。里近いだけに蚋の多いのには困ったが、あたりの草を
薙ぎ倒して風上から火を放ったので、少し落ち着いて食事が済せた。しかし俗に塩辛とか....
「黒部川を遡る 」より 著者:木暮理太郎
にして、河に臨んだ絶壁の縁に辿り着く。抜足で縁を通りながら叢を通り抜け、大虎杖を
薙ぎ倒して、横に長く河岸に蟠っている大磐石の背に躍り上った。折尾谷に着いたのであ....
「不在地主」より 著者:小林多喜二
が好きだった。日が暮れそうになって、ようやく口笛を吹きながら、棒切れで道端の草を
薙ぎ倒し、
薙ぎ倒し、村道を村に帰ってきた……。 通りを三町程行くと、道をはさん....
「津浪と人間」より 著者:寺田寅彦
昭和八年三月三日の早朝に、東北日本の太平洋岸に津浪が襲来して、沿岸の小都市村落を片端から
薙ぎ倒し洗い流し、そうして多数の人命と多額の財物を奪い去った。明治二十九年六月十....
「だいこん」より 著者:久生十蘭
八月二十日のクウ・デタ〉が成功していたらクラシックな方たちは一人のこらず機関銃で
薙ぎ倒され、あたしたちの赤いフロックは議事堂の竜舌蘭の間で絶命して、大きな花が咲....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
した。人間の補充は極めて迅速であり、あるものが植民地にやられ、または戦争と飢饉で
薙ぎ倒されると他のものがより以上これを補充するという有様であったように思われる(....
「戦場」より 著者:夢野久作
わる中に、生きた赤々とした人間の大群が、やはり何の興味も、感激もなしにバタバタと
薙ぎ倒おされ、千切られ、引裂かれ、腐敗させられ、屍毒化させられ、破傷風化させられ....
「日輪」より 著者:横光利一
の中を馳け廻り、布被を引き開けた。玉簾を跳ね上げた。庭園へ飛び下りて、萩の葉叢を
薙ぎ倒しつつ広場の方へ馳けて来た。 「不弥の女は何処へ行った。捜せ。不弥の女を捕....
「旅愁」より 著者:横光利一
首を避け、遠廻りに廻ろうとしかけたそのとき、さきから意志を少しも見せず衝るを幸い
薙ぎ倒していた青年の車が、「がッ。」と久慈の後尾を突き動かした。ハンドルを取りそ....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
が、八尺余の八角棒を持った強力の者が、書院の階段を下りる武蔵を待ち受けて、一気に
薙ぎ倒そうとした。 武蔵は、階段の二段目辺りより木刀を中段に構え、鼻先めがけて....