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「薦僧〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

薦僧の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
薄紅梅」より 著者:泉鏡花
の人が、塩瀬の服紗に包んだ一管の横笛を袴腰に帯びていた。貸本屋の女房がのっけに、薦僧と間違えたのはこれらしい。……ばかりではない。 一人、骨組の厳丈した、赤ら....
くぐつ名義考」より 著者:喜田貞吉
自分が本誌六巻五号に、乞食を「お薦」ということの由来を論じて、薦蓆を携帯した僧を薦僧と言い、山陰道筋の鉢屋を苫とも、蒲とも云ったのは、薦を携帯しているが故に薦僧....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
ると、ゆうべはまったく独りで過ぎたが、こよいはもうその灯影を見かけて、一名の旅の薦僧が、夕飯を食べますので、湯をいただかせてくれといって立ち寄った。 さっき雑....
賤民概説」より 著者:喜田貞吉
ゆる七乞食とは、猿引・編木師・恵美須・辻乞・乞胸・弦指・盲目で、また八乞食とは、薦僧・鉢坊・絵説・鉦打・舞々・猿牽・山守・渡守を云い、次に六道の者というは、弓造....