薩南[語句情報] » 薩南

「薩南〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

薩南の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「丹下左膳」より 著者:林不忘
ば、まあ、幕府にとっては一つの危険人物。 学問があるうえに、おまけに、若いころ薩南に遊んで、同地に行なわれる自源坊《じげんぼう》ひらくところの自源流《じげんり....
「自警録」より 著者:新渡戸稲造
かほど心を労したろう。また西郷南洲《さいごうなんしゅう》が廟堂《びょうどう》より薩南《さつなん》に引退した時の決心、また多数に擁《よう》せられ新政｜厚徳《こうと....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
いいから、討取りたい。又、京都の模様を見て、討幕の仕事にも、手を出したい。碌々、薩南の一隅で、議論倒れに日を送っている時節では、無いようだ。俺は、身分も低いし、....
「朱絃舎浜子」より 著者:長谷川時雨
争は、明治政府の功臣たちの間の争いであり、兵の組織も新式になってからであるから、薩南《さつなん》の地であったとはいえ、朝野《ちょうや》を挙げて関心をもっていた。....
「本朝変態葬礼史」より 著者:中山太郎
と云うているが、恐らく空葬の習俗が泯《ほろ》びた後に天狗に附会したものであろう。薩南の奄美大島には各村に男子の入る事を禁じている場所があるが、これは巫女《のろく....