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薬室
「薬室〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
薬室の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ゴールデン・バット事件」より 著者:海野十三
えった。その面は、明かに不安の色が濃く浮んでいた。 投薬簿は直ぐ見付かった。調
薬室へ引返してみると、帆村は前とはすこしも違わぬ位置で、また別の劇薬の目方を測っ....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
た、空室を間に挾み、右手に、神意審問会が行われた室と続いていた。しかし、そこには
薬室特有の浸透的な異臭が漂っているのみで、そこの床には、証明しようのないスリッパ....
「続獄中記」より 著者:大杉栄
。 僕ももし酒が飲めれば、葡萄酒かブランデーならいつでも飲めた。それは看護人が
薬室から泥棒して来るのだった。 医者も役人ぶらずによく待遇してくれた。看守もみ....