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「薬師仏〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

薬師仏の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
丹下左膳」より 著者:林不忘
れるのは、本坊輪王寺に納めある開山上人《かいさんしょうにん》御作《ぎょさく》の、薬師仏《やくしぶつ》御木像《ごもくぞう》一体……」 と主水正は、まるで、そのあ....
後光殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
なり、ついぞ此の一月退院するまで、郊外の癲狂院で暮していたのであった。所が、この薬師仏に仕える老人は、一々犯人の足跡を指摘して行った。 「確か十時半頃でしたか、....
源氏物語」より 著者:紫式部
問題にしようがないのであった。 十月に紫夫人は院の四十の賀のために嵯峨の御堂で薬師仏の供養をすることになった。たいそうになることは院がとめておいでになったから....
源氏物語」より 著者:紫式部
とをばかり思い悩んだ。 毎月八の日には必ず何かの仏事を行なう習慣になっていて、薬師仏の供養をその時にすることもあるので叡山へも時々行く大将であったから、そこの....
奥州における御館藤原氏」より 著者:喜田貞吉
ために揮毫を試むるを余儀なくせしめたものと見える。 基衡が毛越寺を営むや、丈六薬師仏ならびに十二神将の彫刻を、当時の京都の仏師雲慶(運慶とは別人、かつて『歴史....
法隆寺再建非再建論の回顧」より 著者:喜田貞吉
初のものと異なるべき事。 言うまでもなく法隆寺はもと用明天皇の御為に敬造した薬師仏を本尊としたもので、その後太子の御為に釈迦仏を敬造して、ここに二本尊存在す....
遠野物語」より 著者:柳田国男
遊ぶを好みこれを制止するを怒りたもうことほかにも例多し。遠江小笠郡大池村東光寺の薬師仏(『掛川志』)、駿河安倍郡豊田村曲金の軍陣坊社の神(『新風土記』)、または....