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薬鍋
「薬鍋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
薬鍋の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「両国の秋」より 著者:岡本綺堂
理に起さない方がいい」 二人は黙って火鉢の前に坐っていた。 そのうちにお君は
薬鍋を持ち出して来て、火鉢の上で煎じはじめた。林之助は黙って煙草をのみながら、渋....
「婦系図」より 著者:泉鏡花
分じゃ、まだ治らないとは思っていなかったからなので。煎じて飲むのがまだるッこし、
薬鍋の世話をするものも無いから、薬だと云う芭蕉の葉を、青いまんまで噛ったと言いま....