藁の上から[語句情報] »
藁の上から
「藁の上から〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
藁の上からの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「怪塔王」より 著者:海野十三
めにひどい目にあっているのではないかしらんなどと心配しました。 小浜兵曹長は、
藁の上からおりて、いつもやりなれている徒手体操をはじめました。連日の奮闘で、体の....
「塩原多助一代記」より 著者:三遊亭円朝
鹽「これ/\手前は私の本当の子ではない、此の沼田のお百姓の子だが、乳がないので
藁の上から預かって育てゝくれとのお頼みゆえ、八歳まで育てたから、もう下新田とやら....
「盗難」より 著者:佐藤垢石
それにあやかるためその名を頂戴して、みゑ子と名付けたのである。 人々の意見で、
藁の上から引き取るということは、やめた方がいいとなった。つまり、私の家内ははじめ....
「卵塔場の天女」より 著者:泉鏡花
、雪や氷の川端へ何度行った事やらね。因果と業や。私みたいに不幸なものはないぞね、
藁の上から他人の手にかかって、それでもう八歳というのに、村の地主へ守児の奉公や。....
「春泥」より 著者:久保田万太郎
じでもおふくろでもねえんだ。――若宮のほんとうの親たちは外にあるんだ。――若宮は
藁の上から親知らずにもらわれて来た奴なんだ。」 「つまり十一月の芝居のあの芸妓よ....