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藍絵
「藍絵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
藍絵の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「丹下左膳」より 著者:林不忘
れ」
縁の戸袋から雨戸をくり出しかけたおさよの手が、思わず途中で休んでしまう。
藍絵《あいえ》のような月光。
近いところは物の影がくっきりと地を這って、中《な....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
それを小皿にうけた。つぎつぎにしたたる血が、たちまちに、小皿の中央に描いてあった
藍絵の胡蝶の胴をひたし、翅をひたし、触角をひたしていった。次郎は、表面張力によっ....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
ら、いい声で鯨の口上。 「東西《とうざい》、さて、このたびご覧に供しまする黒鯨。
藍絵、錦絵、三枚つづき絵にて御覧のかたはありましょうが、生きた鯨が江戸に持ちこさ....
「手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
第一の名物は「九谷焼」であります。伊万里焼と相並んで日本の磁器の双璧であります。
藍絵の染附もありますが、特に赤絵で名を広めました。九谷焼は支那の影響を受けている....