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藤井寺
「藤井寺〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
藤井寺の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「四条畷の戦」より 著者:菊池寛
楠軍は一旦兵を河内に還して居る。そして九月九日に八尾城を攻撃し、十七日には河内の
藤井寺附近に於て、大いに顕氏の軍を破り、正行は初陣の武名を挙げたのである。 『細....
「敵討札所の霊験」より 著者:三遊亭円朝
、次に二番が同国紀三井寺、三番が同じく粉川寺、四番が和泉の槙の尾寺、五番が河内の
藤井寺、六番が大和の壺坂、七番が岡寺、八番が長谷寺、九番が奈良の南円堂、十番が山....
「葛の葉狐」より 著者:楠山正雄
」 という声が聞こえました。 悪右衛門が驚いて振り返ると、それは同じ河内国の
藤井寺というお寺の和尚さんでした。そのお寺は石川の家代々の菩提所で、和尚さんとは....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
来てもらおうか」 「たむろとは?」 「知れたこと。わざわざ六波羅から駈けつけて、
藤井寺に本拠をおいている御人数の溜り場だ」 「そんな所へ、曳かれて行くいわれはな....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
忙しくなり出していたのである。 八月、細川|顕氏は、河内の池尻へ出陣し、九月、
藤井寺で戦い、十月には、山名時氏もまた発向した。 すべて故正成の遺子、楠木正行....