藤原道長[語句情報] » 藤原道長

「藤原道長〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

藤原道長の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
連環記」より 著者:幸田露伴
幸の霜雪に圧虐されたままに消朽ちてしまう草や菅では無かった。当時の大権威者だった藤原道長の妻の倫子に仕えて、そして大に才名を馳せたのであった。倫子は左大臣源雅信....
反省の文学源氏物語」より 著者:折口信夫
いろな人を思わせるような書きぶりがあるが、全体としては、平安朝を通じて、最著しい藤原道長を目標においているようである。此人は、後の人々からは、おもしろくない人の....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
物語と歴史との概念は充分分化していないのである。その証拠は、『源氏物語』の調子で藤原道長を中心に藤氏の栄華の歴史が書かれると、それは『栄華物語』である。その同じ....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
て、 「――春だな」 独りでうれしそうにいう。 「春はよいが、半風子のやつめ、藤原道長のように、この世をばわがもの顔に振舞うから、一思いに今、洗濯したのさ。…....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
」 「変るだろう。こいつあ、はっきりしたことだ。変らない世の中なんて、そもそも、藤原道長以来、一日だってあった例はねえ。――源家平家の弓取が、政権を執るようにな....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
かの方法で世に出されるだろうということが新聞に報道されている。 あのうちには、藤原道長以来の、そしてこの「新・平家物語」の三、四巻のうちにも自分が書いている保....
大岡越前」より 著者:吉川英治
回となく、その邸へ臨み、その宴楽がまた――この世をばわが世とぞおもふ――と歌った藤原道長の栄華もおろかな程なものであった。 その日は、綺羅盛装の諸侯も相伴の列....