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藤山
「藤山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
藤山の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「贋紙幣事件」より 著者:甲賀三郎
子が又傍に寄って来た。森君は白い犬を指しながら訊いた。 「これ、どこの犬?」 「
藤山さんとこんだ」 「これは」森君は茶の斑犬を指した。 「お寺んだ」 「お寺? ....
「SISIDO」より 著者:宮本百合子
しね この間静岡へ行ったときも熱海へまわって来ました もう二三遍行きましたよ」
藤山雷太の息子の
藤山×一郎が日本レジスターの新工場を大仁にこしらえたんで、そこへ....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
理由は同じではないでしょうか。 『世界大戦』は二三日内ついでの時みてもらいます。
藤山のおばあさんは玉子と牛蒡《ごぼう》、ジャガイモ等をもってきてくれました、重い....
「梟雄」より 著者:坂口安吾
でしまったのである。ついでに、斎藤の家と、その血をも貰った。彼は再び改名して、斎
藤山城守利政となった。後に剃髪して、斎
藤山城入道|道三と称した。 新しい血がま....
「織田信長」より 著者:坂口安吾
ころすは身のをはり、昔は長田、今は山城 というのが、当時の落首だ。山城とは、斎
藤山城入道道三のことだ。微罪の罪人を牛裂きにしたり、釜で煮殺したり、おまけに、そ....
「魔都」より 著者:久生十蘭
スの尼さんのところへ蟹行本《かいこうぼん》を抱えて行く。愛人はさる大学の先生で、
藤山流の名取。通訳かたがた師匠に喰っついてフランスへ行き、あちらの踊りも充分見て....
「宝塚生い立ちの記」より 著者:小林一三
にはみんながそうだったからフシギではなかった。 女らしさということになると、武
藤山治さんの奥さん(千世子夫人)は実に女らしい人であった。神戸のどこか金持のお嬢....
「ピストルの使い方」より 著者:泉鏡花
からともなく、女が出て来る。円髷もあろうし、島田もあろうし、桃の枝を提げたのも、
藤山吹を手折ったのも、また草籠を背負ったのも、茸狩の姉さんかぶりも、それは種々、....
「正義」より 著者:浜尾四郎
はないと思っている。 然し見給え、検事は立派に彼を強盗殺人犯人として起訴した。
藤山検事は僕は私交上よく知って居るがめったに軽卒なことをする男ではない。予審判事....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
れしかば、松波喜びて、他日必ず恩を報ずべしとて、印符を分ちて去りぬ。即ち、後の斎
藤山城守|秀龍なり。この旧縁により、正和、後秀龍に属し、蜂須賀領二百貫を領す。 ....
「茶漬三略」より 著者:吉川英治
ろな事を訊ねた上、わしの人間を見届けて安心したものか、 「実は、われら両名は、斎
藤山城守様に随身の者だったが、義龍との一戦に敗れ、これより越前の穴馬まで、知る辺....