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藩制
「藩制〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
藩制の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
て往って貞固を弘前へ案内した。 貞固の養子房之助はこの年に手廻を命ぜられたが、
藩制が改まったので、久しくこの職におることが出来なかった。 抽斎歿後の第十二年....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
だ着ないうちに改革があって藩政に参与する事になった。この明治三年は朝廷から再度の
藩制の改革があって、これまでの大少参事の外、大属少属、史生、庁掌、を置かれて、な....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
とができた。それは県や郡という地域を超越していたのだ。しかるに長い戦国時代を経て
藩制というものによって分割統一されて平和が来たときに、日本人は改めて藩民となり、....
「尊攘戦略史」より 著者:服部之総
までやりくりしてきた諸藩財政は、この改革によっていくらか救われたには違いないが、
藩制改革が行われた話もなく、藩士ことに下格者の生活は、風雲に際会して活動の分野が....
「河豚」より 著者:吉川英治
ったから、河豚といえど避けて通る理由があった。 * 長州の旧
藩制度には、家士にして河豚を食して死んだ場合は、家禄没取、家名断絶というきびしい....