藩校[語句情報] »
藩校
「藩校〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
藩校の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「石狩川」より 著者:本庄陸男
りじりとした思いで、改めて家老の相田清祐を急ぎ遣わした。一縷《いちる》の望みは、
藩校主宰たる彼の人格が宗藩官吏に知己をもっていることであった。待つこと二カ月。弁....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
いられた。その後尊父は亡くなられ、先生は薩州藩に聘用せられて、遂に鹿児島へ行って
藩校の漢学の指導をせられていた。そうしてこの母人はやはり江戸に残って、そのまま家....
「和算の社会的・芸術的特性について」より 著者:三上義夫
藤父子、熊本の牛島盛庸等のごときは、すこぶる見るべきものがあった。これには諸藩で
藩校を置き、数学の教授も行われることになったことに関係があるが、また今いう斎藤父....
「志士と経済」より 著者:服部之総
た話というのに、信子が嫁にきた時分(弘化元年雲浜三十四歳)、自分はこの京都にある
藩校|望楠軒《ぼうなんけん》で講主をしていたが、赤貧洗うがごとくで、妻帯なぞは思....
「新撰組」より 著者:服部之総
十月来公武合体派たる誠忠組の天下となって、応じて極左尊攘派も進出して、その領袖は
藩校の国学教師|有馬新七《ありましんしち》、無数の糸で町人身分と連がる外城郷士達....