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藪沢
「藪沢〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
藪沢の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
堕落する事、ギリシアローマの詩に彫刻に盛名を馳《は》せた幽玄絶美な諸神が、今日|
藪沢《そうたく》に潜める妖魅に化しおわったごとくなったものか。『文選』の和訓には....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
》に至る諸禽とことごとく随従して命を聴かざるなし、二王ここにおいてあまねく林野|
藪沢《そうたく》に宣伝せしめ、諸禽獣をして相融和して争闘するなからしめ、いささか....
「夜叉ヶ池」より 著者:泉鏡花
痛え。(と叫んで)わっ、(と反る時、鯉ぐるみ竹の小笠を夕顔の蔭に投ぐ。)ひゃあ、
藪沢の大蟹だ。人殺し! と怪し飛んで遁ぐ。――蟹五郎すかりすかりと横に追う。 鯉....