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「藺草〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

藺草の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
榛原ねもころに奥をな兼ねそまさかし善かば (同・三四一〇) 上毛野伊奈良の沼の大藺草よそに見しよは今こそまされ (同・三四一七) 薪樵る鎌倉山の木垂る木をまつと....
キャラコさん」より 著者:久生十蘭
ものおじ》したような顔で、広い座敷の真ん中にぽつねんと坐っている。靴下をへだてて藺草《いぐさ》の座布団の冷たさがひやりと膚に迫る。それがまた、なんとなく落ち着か....
手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
雪晒しによって、その白さを得ます。寒い国にも恵みは失われておりません。飯山地方の藺草の栽培と、畳表の製造も、忙しい仕事であります。 松本市は今も城廓を遺し、か....
おにぎりの味」より 著者:中谷宇吉郎
》も見たことがなかった。紺絣《こんがすり》の筒っぽに、ちびた下駄。雨の降る日は、藺草《いぐさ》でつくったみのぼうしをかぶって、学校へ通う。外套《がいとう》やレイ....