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「蘭印〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

蘭印の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
アメリカは睨み合いであります。あるいは戦争になるかも知れません。かれらから見れば蘭印を日本に独占されては困ると考え、日本から言えば何だアメリカは自分勝手のモンロ....
拡がる視野」より 著者:宮本百合子
年前なら、秋の奈良へ行って博物館や法隆寺を見ていた婦人作家たちが、今日は満州だの蘭印だのへ出かける。 そういう風に動きの領域がひろがったことは、次第に婦人作家....
不沈軍艦の見本」より 著者:海野十三
、それに使うゴムはどこから手に入れるのでございましょうか」 「なにゴム? ゴムは蘭印マレイから……いや失敗った」 とたんに大統領は、蒼白になって、椅子の上にの....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
い名目とあまり良からぬ実質との行き違いは、通商統制にも現われる(通商審議会)。対蘭印綿布輸出割当の件をめぐって、輸出業当事者と産業組合乃至紡績業者との抗争などが....
一週一夜物語」より 著者:小栗虫太郎
ド・ジョインターや特殊錠、欄間調整器などの建築金具を輸入し、輸出のほうは、印度、蘭印方面へ日本雑貨を向けていた。もちろん僕は雑貨掛りのほうであった。 ところが....
秀吉・家康二英雄の対南洋外交」より 著者:国枝史郎
仏印問題、蘭印問題がわが国の関心事となり、近衛内閣はそれについて、満支、南洋をつつむ東亜新....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
なっている。あるいは西洋人以上の覇道主義者である。見給え、平気で「油が入用だから蘭印をとる」と高言しているではないか。西洋人でも今少しは歯に衣をかけた言い方をす....